池波正太郎をめざして

読書の栞

日々の読書の記録、感想を書きます。

エッセイ

「現代落語論」立川談志

// 先年、といってももう2011年だからずいぶんと前になるが、なくなった立川談志が書いた本である。帯には、「これが落語家がはじめて書いた本である」とぶってあった。そんなものか、まあ噺家なのだから当たり前か、と文言を見て思ったが、はたして本当かど…

生き方を見直す。「不運と思うな」伊集院静

// 他人のせいにして生きるのは楽だ。 国のせいにするのは楽だ。 時代のせいにするのは楽だ。 とかく人は不遇をかこったとき、自分以外の何かに原因を求める。納得いかない人生を、そうして落トシマエをつける。できればだれも傷つかない、大きな集団の方が…