池波正太郎をめざして

読書の栞

日々の読書の記録、感想を書きます。

昭和天皇物語 第1巻

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作者は月下の棋士でお馴染み、能條純一。

 

物語は昭和天皇がマッカーサーに会いに行くところから始まる。

昭和天皇はマッカーサーに自らの命乞いをしなかった。その代わりに、民衆を委ねる。マッカーサーはその行為に感動する。

昭和天皇は聡明な方だと言われる。その英邁さがどのように培われたか、が第1巻では描かれる。

 

当然?、学習院に進学するのだが、そのトップは乃木希典だ。そして、皇太子用の学校が皇居に作られる。そのトップが東郷平八郎である。日露戦争における、陸海軍の英雄にかこまれる。さぞ軍国主義てきな教育がなされるのだろうとおもいながら、そうはならない。

ご進講を行う教授たちが命懸けで、帝王学や歴史を教える。そこが感動するところだ。

 

教育が人に与える影響は計り知れない。

とくにやる気のない教師ではなく、やる気のある教師が問題だ。親切ごかしに自らの思い入れを教壇に持ち込めば大変なことになる。

昭和天皇の場合、きちんと王道を教えられる。

 

また、足立タカをはじめとする周囲の人間にも恵まれる。

母親には疎まれるのだが。

日本史上、一二を争うぐらい、劇的な人生を歩んだ昭和天皇のお話。すごく面白いです。

以上、尊称略。

 

昭和天皇物語 1 (ビッグコミックス)

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