池波正太郎をめざして

読書の栞

日々の読書の記録、感想を書きます。

マンガ「鎌倉ものがたり」感想

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 作者は西岸良平。「三丁目の夕日」と本作が代表作。

 

 コンビニで「鎌倉物語」というタイトルと、桜の下を歩く和装の男性と洋服でベレー帽をかぶる小柄な女性の絵を見て、衝動買いしてしまった。鎌倉が好きなのである。

 内容は和装の男性、一色先生と洋服の亜希子夫人が鎌倉を舞台に起こる奇妙な事件を解決していくというもの。しかし、しかつめらしい「推理物」というより、鎌倉という舞台の雰囲気を伝える方に力点が置かれている。

 魔界の魑魅魍魎、花の精、死に神、不思議の元は現実的にはあり得ない存在。それがなんとなく鎌倉に似合う気がするのもまた不思議だ。古都とはそういうものなのだろう。

 鎌倉の空気を味わってほしい。

 

 

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