池波正太郎をめざして

読書の栞

日々の読書の記録、感想を書きます。

小説-高村薫

高村薫「黄金を抱いて翔べ」

// 簡単に書いてしまえば、大阪を舞台にした犯罪小説である。 銀行にある金塊を強奪するという話だ。 とはいうものの、実際に強奪をするシーンはそれほど多く描かれておらず、どちらかといえば、計画に参加した人物たちの人生を描くことに注力している印象だ…

「空海」高村薫。天才から民間信仰へ。

司馬遼太郎が描いた「空海のいる風景」を読んだことがあり、好きであったので、ちょっと物足りない感じがした。が、高村薫の目的がどちらかというと、空海死後の現代に至るまでの変化を描くことにあったことに気づき、おもしろい作品? だと思った。作品と言…