池波正太郎をめざして

読書の栞

日々の読書の記録、感想を書きます。

エッセイ

「現代落語論」立川談志

// 先年、といってももう2011年だからずいぶんと前になるが、なくなった立川談志が書いた本である。帯には、「これが落語家がはじめて書いた本である」とぶってあった。そんなものか、まあ噺家なのだから当たり前か、と文言を見て思ったが、はたして本当かど…

生き方を見直す。「不運と思うな」伊集院静

// 他人のせいにして生きるのは楽だ。 国のせいにするのは楽だ。 時代のせいにするのは楽だ。 とかく人は不遇をかこったとき、自分以外の何かに原因を求める。納得いかない人生を、そうして落トシマエをつける。できればだれも傷つかない、大きな集団の方が…

「素顔の池波正太郎」感想。

// 池波正太郎といえば、温厚篤実な人柄で知られる。 本書ではそうではない、人間味のあふれる池波正太郎が垣間見られる。遅刻嫌い、愚図嫌い、短気。よそ行きでない池波正太郎はとてもおもしろい人物だ。 本書を書かれた佐藤さんは池波正太郎の押しかけ付き…

「旅をする木」アラスカを舞台にした本。

// 星野道夫はアラスカの自然や動物を中心に作品を作ったカメラマンである。 高校卒業後、北の大地へのあこがれから、アラスカの大学に進学を希望する。が、英語の力が足りず、入学が不可になる。星野は校長に手紙を書き、つたない英語で大学に行けないとど…